エリアリンクはハローキティが目印のトランクルームで有名です。これからトランクルームを始めたいと考えている方は、エリアリンクの設立の経緯や業績などが気になっていることでしょう。どのような会社として誕生したのか紹介します。
■設立は1995年のこと
エリアリンクの設立は1995年4月です。従業員の数は2017年現在99名で、役員と臨時従業員、派遣社員に支えられています。創業当初は株式会社ウェルズ技研という名前でした。その当時は異業種交流ステーションのウェルズ21の事業展開から開始した会社です。翌年の1996年には貸地ビジネスや時間貸コインパーキングの事業も始めています。現在もミスター貸地として営業しているものです。
トランクルームの貸し出しを始めたのは、1999年に空き地を利用して収納コンテナを設置したのが始まりです。コンテナを使った事業はハローコンテナとして営業しています。さらにその後はウィークリーマンション事業も始めています。トランクルームを始めたのは2001年の頃で空きビルを活用して貸し収納スペースを提供するハロートランク事業を開始しました。
ハローストレージ事業は、2005年に10,000室を突破しています。それまでにバイクスペースやSOHO事業者のための貸しスペースなども開始しています。2008年にはハローストレージ事業が30,000室を突破し、2014年には50,000室と順調に伸びていくのです。2015年には60,000室へと成長し、郊外型レンタル収納スペースもオープンしました。
■ストレージ事業の業績
エリアリンクのストレージ事業は、今では全国に展開しています。利用者は60,000人を達成し、多くの方に収納スペースを利用される企業へと成長しました。現在コンテナ型は63,571室、屋内型は17,984室、合計で81,555室があります。預け入れる物で一番多いのが趣味の道具で、次いで家具や家電も預け入れる方が多いようです。ほかにも服飾雑貨や書籍、仕事関係の物もトランクルームに預ける方が多くなっています。
全国展開しているストレージ事業の業績は、年々上がっています。レンタル収納とコンテナ収納ではレンタル収納のほうの売り上げが高いです。2012年には455.7億円の売り上げがありました。翌年には486.1億円、さらに翌年は523.8億円になっています。2017年には657.0億円を達成し、毎年少しずつですが業績を上げていっている会社です。
エリアリンクの主要となる事業はストレージ運用事業です。ハローキティが目印の収納スペースが特徴的で、立地に合わせたストレージ事業を展開しています。広々としたトランクルームもあれば、戸建てを活用したセキュリティに配慮したタイプもあります。
ほかにも不動産事業では、立地の良いビルを買い取り運用するサービスもあります。内装や外装を加えながら価値を高め、収益性の高い物件へと生まれ変わらせています。ビルを利用した事業は、貸しビジネススペースの展開も人気です。会議やセミナーを開催したい企業向けのサービスで、備品を無料で使うことができます。
■今後も注目される会社
エリアリンクはトランクルームをはじめとする不動産事業を手掛ける会社です。業績も年々上がっているため、今後が期待できる企業だといえるでしょう。東証マザーズへの上場も果たしている企業で、安定した経営が魅力の会社です。また株価に関しても今後の変動に注目です。